1.家づくりは何から始めるべきなのか
新築をする方の約6割が、土地から買って家づくりをされます。
その場合、どうしても予算オーバーを招きやすくなってしまうため、土地探しというのは家づくりにおいてとても大切なポイントになってくるわけですが、実は多くの方が土地探しにおいて、大きな間違いをしてしまいます。
土地から買って家づくりをしなければいけないと思い込んでいる方の多くが、いきなり土地探しから始めてしまいます。
土地が決まらなければ先に進めないと思っているからですし、実際、住宅展示場や完成見学会などに足を運んだとしても、土地が決まっていなければ、プラン図(間取り)を描いてもらえないからです。
ですから、
夜な夜なインターネットで探したり、雑誌を買ってチェックしたり、不動産屋さんに教えてもらった情報を片手に、車を走らせては必死で土地探しをしてしまいます。
でも、このように、いきなり土地探しから始めてしまった場合、後から困った状況に陥りやすくなってしまいます。
例えば、
●土地にお金を使い過ぎてしまい、肝心の家が思ったように建てられない(家の予算がなくなってしまう)
●ローンに負担がのしかかり、建てた後の生活が苦しくなる
●その土地の上にどんな家が建つかがイメージ出来ないから、なかなか決断出来ずせっかくのチャンスを逃してしまう
●住宅ローンの手続きがスムーズに行かず面倒になってしまう
●一番大切な住宅会社を選ぶ時間があまりなくなる
といった状況です。
これらの理由を考えただけでも、いきなり土地探しから始めることは絶対にオススメ出来ることではないのです。
では、家づくりは一体何から始めるべきなのでしょうか?
それはズバリ『資金計画』です。