第12回 家づくりの諸経費について③

SUGI WORKs の杉野です♪
 
今回は家づくりにかかる諸経費という
テーマの最終回です!

第12回では、『地震保険』と『登記費用』について
お話したいと思います。

地震保険

地震保険に関する5つのポイントを
お伝えします。

POINT❶
どこの保険会社で加入しても条件が同じ

POINT❷
火災保険に入らなければ、地震保険に入れない。
地震保険単体では加入ができない。

POINT❸
最長5年の保険期間なので、5年ごとに
更新しなければいけない(1年更新も可能)

POINT❹
火災保険と同様に、耐火構造なのか
非耐火構造なのかで、保険料が
60%近くも変わってくる。

POINT❺
最大で建物の価格の半分までしか
補償はしてくれない。

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もし地震が起こり全壊したとしても
家を2,000万円で建てたとしたならば
1000万円までしか保険はおりないと
いうことになります。

地震保険さえかけていれば、地震が起こった時に
建替えが出来るわけではないんですね。

地震保険は、当面の生活資金のための保険だと
認識していた方が良いでしょう。

登記費用

登記費用は、もし現金で家を建てる予定ならば
そのほとんどを省略することが出来ます。

しかし、住宅ローンを利用するならば
銀行が住宅ローン借主の土地や建物を担保として
設定をするため、登記費用が必要になります。

土地から買って家づくりをするのか?
それとも建替えなのか?など
目的に応じて、登記の種類は違います。

特に知っておきたい登記は「6種類」です。

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①所有権移転登記
土地を買った時に名義を売主から
買主に移すための登記。
土地を買ってから家づくりをする方は必須。

②建物表示登記
新築したときに構造や面積
敷地との関係を示す登記
住宅ローンを借りて家を建てる方は
全員必要になります。

③建物保存登記
新築した家が自分の持ち物であるということを
第三者に示すためする登記。
こちらも、住宅ローンを借りて家を建てる方
全員が必要です。

④抵当権設定登記
融資した銀行が土地や家を担保に入れたことを
第三者に示すための登記。
こちらも、住宅ローンを借りて家を建てる方
全員が必要です。

⑤建物滅失登記
建替えするにあたり、もともと建っていた家を
取り壊したことを証明するための登記。
古家を取り壊し、家を建てる方は必要。

⑥土地地目変更登記
畑や田んぼなどの農地であったり、雑種地といった
宅地以外の土地を、宅地に変更するための登記。
宅地以外の土地に家を建てる場合に必要。

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いかがでしたか?!
3回にわたって、諸経費について
細かくお伝えしました。

全体の予算から、これらの諸経費に加えて
家具や家電、地盤改良の費用、引越代といった
その他諸々の経費を差し引いていけば
土地や家に掛けられる予算が
より明確に出てくることになります。

次回からは『土地探し』について
詳しくお伝えしていきます!
お楽しみに(^-^)/

第11回 家づくりの諸経費について②

スギ工務店【SUGI WORKs】の杉野です!
 
今回は前回引き続き、家づくりにかかる諸経費に
ついてお伝えしていきます。

第11回では、『火災保険』についてお話します。

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②火災保険

火災保険は、保険会社によって違いがあります。
そこで、火災保険を選ぶうえで
最低限の知識をお伝えしていきます。

【保険適用範囲の選択】

・建物のみ
・建物+家財
※『家財』とはテレビやソファなどを指す。

もちろん、保証範囲によって支払う費用も違います。
建物+家財になると、必然的に金額は上がります。

また、火災だけではなく『水災』による被害にも
対応可能なプランもあんです。

そうなれば費用はもちろん上がるわけですが
少し土地が低いなと感じている方だけではなく
心配がない地域に住まわれる場合でも
費用をかけてでも水災に対応しておくほうが
無難なのかもしれませんね!

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また、火災保険の価格は『建物の構造』
によっても違ってきます。
木造住宅における耐火・非耐火構造
建物の構造は『耐火(T構造)』と
『非耐火(H構造)』の2つに分けられます。

『省令準耐火構造』という構造が
木造住宅では耐火構造(T構造)に該当します。

そして、耐火なのか非耐火なのかで
火災保険の価格はなんと『60%』近くも
変わってしまいます!
 
< 例 >
火災保険は10年間まで一括払いをすることが可能。

2,000万円の建物で耐火と非耐火
10年分を一括支払いの総額で比較すると
以下のようになります。

耐火構造 :約15万円
非耐火構造:約35万円

その差なんと約20万円!
しかも10年間のみの話のため
これ以上の差額になります。
 
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住宅会社でプランをしてもらう時には
その会社の建物の基本構造が、耐火なのか非耐火なのか
しっかり確認する必要があります。

また、建物について希望するポイントを叶えることで
耐火基準から外れるケースもあります。
その点も住宅会社に確認しつつ
プランを練ることが必要です。
 
次回は諸経費の『登記費用』について
詳しくお伝えしていきたいと思います!
お楽しみに♪

第10回 家づくりの諸経費について

こんにちは!
スギ工務店【SUGI WORKs】の杉野です♪
 
『初めての家づくり』で損をしないために
必要な知識についてお伝えしております。

今回は、家づくりにかかる全体の費用を
細分化してお伝えしていきたいと思います!

まず、第10回でお伝えすることは
【諸経費】について詳しく解説します。

数回にわたり、さまざまな諸経費の
お話をしていきたいと思います。

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そもそも家づくりにおいて
【諸経費】とは何を指すのか?
簡単に3つに分けることが出来ます。

【諸経費とは...】
①住宅ローンを借りる時に銀行に支払う経費
②火災保険・地震保険料
③登記費用

この3つについて、細かく解説していきます。

① 銀行に支払わなければいけない経費

住宅ローン商品によって
かかる経費は異なるんですね。

例えば、固定金利選択型の住宅ローンであれば
下の費用がかかることが一般的です。

固定金利選択型
・印紙代
・事務手数料
・保証料
 
しかし、フラット35のような
固定金利にはまた違う費用がかかります。
 
フラット35
・保証料は不要
・融資手数料
・印紙代
・団体信用生命保険料
・つなぎ融資手数料
・つなぎ融資金利、

同じ固定金利選択型の住宅ローンでも
銀行や借入れする人によって条件が異なります。

フラット35のつなぎ融資にかかる手数料や金利は
土地を自己資金で買うのかそうじゃないのか?
によっても異なってきます。

一般的にこれらの経費は

・固定金利選択型の住宅ローンは安い
・全期間固定の住宅ローンは高い

という特徴があります。

金利に加え、これらの経費まで安いという理由から
安易に固定金利選択型ローンを
選んでしまう方が多いので、注意が必要です。

ご自身でしっかり理解をしたうえで選択するため
しっかりと住宅ローンの理解を深めましょう!

次回、第11回では諸経費の

②火災保険・地震保険料
③登記費用

についてお伝えしていきます。